タチバナボウル(高津区)所属の崎山さん、女子プロボウラーに 記念大会でファンら祝福 川崎市高津区

女子プロボウラーになった崎山穂花さん

高津区子母口にあるボウリング場「タチバナボウル」所属の崎山穂花さん(18)が、5月に行われた第56回女子プロボウラー資格取得テストに合格し、6月22日に同施設で記念大会が行われた。

崎山さんは5歳からボーリングを始め、小学生の頃にも在籍経験のあるタチバナボウルには高校2年生から通い、プロを目指してきた。今春に高校を卒業し、現在は同施設でフロント業務等もこなしながら、プロとして大会に出場する。

参加者と交流

プロボウラー資格取得テストでは、1日12ゲームを4日間、計48ゲームで190アベレージ以上という条件を1次テスト・2次テストともにクリアし、面接・筆記等の3次テストを経て合格した崎山さん。

この日、「崎山穂花プロ誕生記念大会」として開催されたチャレンジマッチでは、多くのファンが駆け付け、プロの誕生を祝った。崎山さんは「このような大会を開いてもらい、とても嬉しい。楽しんでいってもらえるよう頑張ります」とあいさつ。

同施設所属で先輩プロボウラーの山下昌吾さんは「妥協することなく人一倍練習に時間を使うがんばる子。ファンの皆さんの期待を胸に、今後も自分のボウリングに時間を使えば必ず花開く」と激励の言葉を贈った。

チャレンジマッチとは、プロとアマチュアが一緒になってスコアを競う大会で、当日は静岡県から訪れた崎山さんのファンも。参加者は同施設所属の崎山さんと山下さん、佐藤由実子さんのプロ3人と一緒に3ゲームを行い、ボウリングを楽しんでいた。

普段から崎山さんと一緒に投げているという女性は「投げた時の音が無音でフォームもきれい。一緒に投げているメンバーからプロが誕生し嬉しい」と喜んだ。

崎山さんは「たくさんの人に来てもらい、楽しんで投げさせてもらった。まもなく公式戦があるので、恩返しとして活躍できるよう頑張りたい」と抱負を語った。

記念大会で投球する崎山さん

© 株式会社タウンニュース社