【巨人】阿部監督 不動の4番・岡本和真の打順変更を示唆「ちょっと考えようかなと思います」

7回には二塁打を放った巨人・岡本和真だが…

巨人は29日の広島戦(東京ドーム)に1―2で惜敗。再び勝率が5割となった。試合後、阿部監督は「不動の4番」岡本和真内野手の打順変更の可能性を示唆した。

先発・グリフィンが8回107球2安打12奪三振1失点の快投も、打線はコイ先発・大瀬良の前に7回までゼロを並べた。8回二死満塁でヘルナンデスが4番手・島内から同点適時内野安打を放ったが、直後の9回にバルドナードが菊池に痛恨の6号ソロを被弾。今カード1勝1敗で30日の3戦目を迎える。

試合後、阿部監督は8回に同点とし、なおも二死満塁の好機で遊ゴロに倒れた岡本和に自ら触れ「まあ、あとは和真かな。本人も、どうしていいか分かんないんだろうけども、あそこで(流れが)切れてしまうことが多々あるんで、(打順を)ちょっと考えようかなと思います」とキッパリ。開幕から全試合で4番に座る岡本和の打順を再考することを明かした。

二岡ヘッド兼打撃チーフコーチも「(岡本和は)ちょっといい時と悪い時がはっきりしている。メンタルではないとは思うんですけど。多少、技術的にちょっとずれているところがあるのは間違いない」と4番の現状を分析。その上で「まあ、打ってもらわないと困るので」と完全復活へ手を尽くすという。

最終的には指揮官の決断に委ねられるが、岡本和の4番以外での先発出場は、2022年10月2日のDeNA戦に「5番・三塁」で出場して以来となる。岡本和は「ほんとに僕が打っていれば点が入っていたので…明日打てるように頑張りたい」と敗戦の責任を受け止めていた。

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