逆転負けのロッテ・吉井監督「隙が多かった」 六回の走塁ミスを指摘

 8回、投手交代を告げる吉井監督(撮影・開出牧)

 「ロッテ3-5オリックス」(29日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは、2-3の八回に先頭・ソトが同点の8号ソロを放ち延長戦に持ち込んだが、延長十回から登板した鈴木が代打・杉本に勝ち越し2ランを浴び、逆転負けとなった。吉井理人監督は「隙が多かった。守備も走塁もそうですし、みんなちょっと隙があった」と話した。

 「走塁の隙」は2-3の六回。1死二、三塁から、高部が三ゴロを放った。三走・佐藤は打球が一塁に送球されてからスタート。その打球は一塁から本塁に転送され、ダブルプレーとなり無得点に終わった。そのシーンについて指揮官は「ゴロゴーのサインだったけど、サードゴロなので、佐藤も行くかどうかと思ったんでしょうね。でも、ゴロゴーだから行かなきゃと思って行っちゃってダブルプレーになった。もうちょっと頭を整理してたら、もしかしたら、もう一回、2死二、三塁で勝負できたかもしれない。指示出せなかったこっちも悪い」と話した。

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