障害者ら培った技能競う アビリンピックみえ 四日市ポリテク 三重

【電子機器の組み立てをする参加者ら=四日市市西日野町のポリテクセンター三重で】

 【四日市】独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構三重支部は29日、四日市市西日野町の三重職業能力開発センター(ポリテクセンター三重)で「第22回県障害者技能競技大会(アビリンピックみえ)」を開催した。

 大会は、障害者が日頃培った技能を競い合うことで職業能力の向上とともに、企業や社会一般の人々が障害者への理解と認識を深め、雇用促進を図ることが目的。優秀者は、11月に愛知県で開催する全国障害者技能競技大会の推薦候補者となる。

 開会式で石田聡三重労働局長と松下功一県雇用経済部長、森智広市長が祝辞を述べ、選手たちにエールを送った。県内各地から59人が参加。パソコンの文書作成・表計算、電子機器組立、喫茶サービス、ビルクリーニング、製品パッキング、オフィスアシスタントの7部門に分かれて技能を競い合った。

 審査の結果、各部門の優秀賞、優良賞、努力賞3人が表彰された。

 優秀賞は【パソコンの文書作成】鈴木誉さん(28)、【パソコンの表計算】園部幸穂さん(34)、【電子機器組立】山本斉さん(25)、【喫茶サービス】西出葵衣さん(22)、【ビルクリーニング】久保紅陽さん(19)、【製品パッキング】阪琉成さん(20)、【オフィスアシスタント】濱田永規さん(25)―の7人が受賞した。

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