ボーナス支給後初の週末、岩手県内の物価高の夏商戦いかに

ボーナス支給後、最初の週末を迎え、多くの買い物客が訪れたフェザン

 公務員や一部民間企業にボーナスが支給され、最初の週末となった29日、岩手県内の商業施設は利用客でにぎわった。新型コロナウイルス感染症の影響がほぼなくなったことで実店舗での買い物が増加した。夏服やお中元商品の売れ行きが好調で、家電量販店は猛暑対策でエアコンなどを拡充。7月下旬に開幕するパリ五輪によるテレビの需要増も見込む。民間の調査によると、今夏ボーナスには賃上げ効果が反映されているものの、物価高騰で支出は節約傾向が続く。店側はニーズを捉えた品ぞろえで、消費意欲喚起を図る。

 盛岡市のJR盛岡駅ビルフェザン(永泉圭介店長)は「エンジョイサマー」と題したキャンペーンを実施。同日はオープンと同時に多くの人が入店して衣料品や食品などを見定めた。

© 株式会社岩手日報社