桑木志帆が涙 悲願のツアー初V! 昨年POでV逸のリベンジ果たし“シルバーコレクター卒業”

 18番、ウイニングパットを沈め初優勝を果たした桑木志帆(撮影・伊藤笙子)

 「女子ゴルフ・資生堂レディース・最終日」(30日、戸塚CC西C=パー72)

 1打差の2位から出た桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が4バーディー、1ボギーの69をマーク。通算11アンダーで、ツアー初優勝を果たした。優勝が決まると、涙がこぼれた。

 強風が吹いてタフになった最終日は、首位から出た堀琴音とのマッチレースになった。前半から追いついては追い抜かれての展開。堀がボギーをたたいた9番でバーディーを奪い、単独首位で後半を迎えた。

 後半も互いに譲らず。15番で掘がバーディーを奪って首位に追いついたが、続く16番パー5で桑木がピン横のチャンスを沈めて再びトップに。1打差の接戦を制して、初優勝をつかんだ。

 昨年大会は桜井心那とのプレーオフの末に敗れ、涙のV逸。23年は以降も8月の北海道meijiカップ、11月のTOTOジャパン・クラシックでも2位。初優勝をあと一歩で逃してきたが、ついに悲願をかなえた。

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