予選ではジョージアに7発大勝も…スペイン指揮官は最大限の警戒「どんなことも起こりうる」

スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、30日に行われるEURO2024・ラウンド16のジョージア代表戦に向けて意気込みを示した。29日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えた。

スペインはジョージアとEURO2024予選グループAでも対戦。ホームでは3-1、敵地では7-1の勝利を収めていた。

“死の組”グループBを首位通過したスペインは、グループFを3位で突破したジョージアと再び激突する。下馬評ではスペインが圧倒的に有利ななか、前日会見で“優位性”について問われたデ・ラ・フエンテ監督は、「他者の気持ちをコントロールすることはできない」と語り、選手たちが慢心を抱かないようにする必要があると強調。次のようにジョージア戦への意気込みを示した。

「彼ら(ジョージア)は苦い経験から学び、大きく成長した。私たちにとって簡単な試合にはならないだろう。彼らはやる気に満ちあふれた対戦相手であり、我々は非常にうまくやる必要がある。ミスが命取りになる。私たちはサッカーにおいて、驚くような出来事を見てきた。ジョージアはポルトガルを破ったし、一つの試合ではどんなことも起こりうる。私たちはベストを尽くす必要がある」

「彼らは素早く、切り替えをサボらず、運動量が豊富だ。特にカウンターアタックとセットプレーにおいて、彼らは危険である」と、ジョージアを警戒した。デ・ラ・フエンテ監督。選手たちに対しては、「ここからは違う大会が始まる。最大限の強度を出していくように」と言葉を投げかけたという。

スペインの注目選手は、昨年9月に予選の敵地ジョージア戦で代表デビューを飾り、同試合で代表初ゴールも記録したFWラミン・ヤマル(バルセロナ)だ。デ・ラ・フエンテ監督はヤマルについて、「彼は16歳の少年だが、選手としてだけでなく、一人の人間としても成熟している。攻撃的な選手は何人かいるが、ラミンは私たちにオプションを与えてくれる」と、活躍に期待を寄せた。

EURO2024・ラウンド16のスペイン対ジョージア戦は、30日28時(7月1日4時)のキックオフを予定。勝者は、準々決勝でドイツ代表と対戦する。

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