地区のシンボル「虻が島」住民らが船で渡って清掃活動 被災した今年も協力して 富山・氷見

30日、氷見市の沖合いにある無人島「虻が島(あぶがしま)」で、地元住民らが清掃活動を行いました。

「虻が島」は氷見市姿地区の沖合いにある富山湾最大の島です。
生き物や植物の宝庫として県の名勝・天然記念物にも指定されていて、島の環境を保全しようと年に1回、姿地区の住民が島に渡って清掃活動を続けています。

姿地区では能登半島地震の被害が大きく住民の転居が相次いでいて、ことしは参加者の減少も心配されましたが、例年と同じおよそ15人が参加。

地震をきっかけに交流が始まった富山大学の学生ら5人も加わり、ペットボトルや漁で使う網などの漂着ゴミを拾い集めました。

氷見市姿地区・山本譲治区長: 「ずっと姿(地区の住民)がここの島を維持して、掃除したりとか協力したいなという思いがあります」

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