伝統文化「茶道」 親子で学ぶ 宇都宮市で教室

とちぎテレビ

日本の伝統文化の「茶道」の心や作法などを子どもたちに伝えようと30日、宇都宮市内で教室が開かれました。

この茶道教室はお茶をたてる作法やおもてなしの精神を重視する日本の伝統文化「茶道」を子どもたちに身近に感じてもらおうと、文化庁の事業の一環で行われたものです。宇都宮市で活動するグループが2016年から開いていて、市内の小学4年から6年までの親子およそ40組が参加しました。

茶道は、お菓子を食べてからお茶を飲む決まりで、参加者にまず、今の季節にピッタリな色鮮やかなアジサイのきんとんが振舞われました。食べる作法を教わりながらこれを頬張ると思わず笑みがこぼれます。

続いては「お抹茶点て」に挑戦です。茶碗に入れた抹茶を茶せんで小刻みにかき回してお茶をたてると、子どもたちはじっくりと味わっていました。また茶室での立ち方や座り方のほか歩くときは畳一畳分を6歩で歩くことなどを学び、参加した親子は改めて日本の伝統文化の奥深さを実感したようでした。

この茶道教室は来月にあと2回開催され、客のもてなし方などを学ぶということです。

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