小・中学生が未来語る 「こども計画」に反映へ 茅ヶ崎市・寒川市

意見を発表する子どもたち=提供

茅ヶ崎市は6月23日、「ちがさきし市民討議会」を市役所本庁舎4階で開催した。

市が今年度策定予定の「茅ヶ崎市こども計画」に市民の意見を反映させようと行ったもの。これまでも子育て関係の計画策定にあたって市民討議会を開いたことはあったが、対象者は18歳以上の大人のみだった。

今回から計画に新しい視点を加え、子どもたちの発言する権利を守り、市政に参加できる機会を増やそうと、初めて小・中学生の部が実施された。

初の子ども討議会

当日は2部制で、子ども対象の午前の部は9歳から13歳までの29人が参加。子どもたちは「わたしが考える子どもが住みやすい未来の茅ヶ崎」をテーマにグループ討議を行い「茅ヶ崎ならではのお土産やグッズをもっとアピールする」「海が汚れているからゴミを捨てないように呼び掛ける」などの意見が上がった。

参加した子どもたちからは「楽しかった」「次回も参加したい」「もっと良い街になるために必要なことを考えたい」という声が寄せられた。

保護者は「子どもが市政に参加できる機会を与えてもらい感謝している」と述べた。

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