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「プロキオンS・G3」(7日、小倉)
無傷4連勝中のヤマニンウルスが重賞に初挑戦する。今回と同舞台だった新馬戦では、JRA史上平地最大着差となる4秒3差をつける衝撃デビュー。その後は休養を挟みながら確実に勝ちを積み重ねてオープン入りを果たした。半年ぶりとなるが、栗東坂路での1週前追いは力強い脚取りで駆け上がり、臨戦態勢はOK。砂の怪物候補がノンストップで重賞タイトルを手に入れる。
重賞勝ちこそないが、常にハイレベルな戦いを演じているハピが強敵。前走の平安Sは首差2着。中団からメンバー最速上がりで勝ち馬に迫り、力のあるところを改めて示した。1週前追いは、栗東CWの3頭併せで6F82秒2-11秒1と好内容。待望の重賞タイトルを奪取して、秋の大舞台を見据える。
その平安Sで1番人気に推されながらも10着に沈んだスレイマン。3番手でスムーズに運んでいただけに不可解な敗戦だが、直線の失速ぶりから距離が長かった感も。同舞台で行われた1月の門司Sでは、好位から抜け出して4馬身差の圧勝。コーナリングがうまく、使える脚と息の持ちから現状では小回り千七がベストだろう。コース変わりで反撃に出る。
鳳雛Sで2着に逃げ粘った3歳馬ブルーサンも、交流重賞Vの実績があるように侮れない存在だ。単騎逃げならしぶとく、斤量差を生かして古馬撃破を狙っている。