【台湾】商船三井傘下、3隻目SOVの造船契約[運輸]

商船三井は6月28日、同社と台湾の船舶管理会社の大統海運の合弁会社、大三商航運(TSSM)が、オランダの造船大手ダーメングループと洋上風力発電所の技術者の輸送に特化した船舶「SOV(サービス・オペレーション・ヴェッセル)」の建造に関する造船契約を27日に締結したと発表した。TSSMとしては、3隻目のSOVとなるという。2026年末の竣工(しゅんこう)を予定している。

商船三井によると、今回造船契約を締結したSOVは全長87.7メートル、全幅19.7メートルで、最大乗船人員は120人となる。将来的にメタノールを燃料とすることが可能な設計。20年代後半に建設、運転開始が予定されている台湾の洋上風力発電所への投入を計画している。

TSSMは、22年にアジア初の新造SOV「TSS PIONEER」を竣工。23年11月には、ダーメングループと「TSS CRUISER」の建造に関する造船契約を締結したと発表した。

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