出しっぱなしにできるおしゃれな【ホットプレート】3選。日常使いできるコンパクトさも◎ 家電のプロ・神原サリーさんおすすめ

ライフステージの変化や、体や心のゆらぎを日々実感するマチュア世代。そんな大人の暮らしをより豊かで快適にしてくれるアイテムを、家電のプロ・神原サリーさんがナビゲート。第14回は、「ホットプレート」3点をご紹介します。

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マチュア世代にとって、ホットプレートといえば、“休日に家族みんなでワイワイ囲むもの”。サイズも大きく、日常使いとは少々縁遠い家電のひとつでした。ところが最近のホットプレートは、サイズも使い方も大きく変化。神原サリーさんいわく、「コンパクトで、テーブルの上に出しっぱなしにして毎日使いたくなるようなおしゃれなものばかり」なのだとか。

「ひと昔前のホットプレートは、テーブルにのせたら『もう他のものはのりません!』というくらい、大きなサイズが一般的でした。ところが最近のホットプレートは、A4強程度の大きさのものが多く、テーブルに置いてもじゃまにならないし、何よりデザインがおしゃれ。

ダッチオーブンのようなものもあれば、大皿のようなものもあり、インテリアに合わせて選んでもいいくらいのレベルなんです。ホットプレートをインテリアに合わせて選ぶなんて、ひと昔前では考えられなかったことですよね(笑)」

使い方もガラリと様変わり。休日用ではなく、毎日の食事作りに活用する人が多いと言います。

「プレートに深さがあるものが多く、“煮る”から“焼く”まで幅広い調理が可能。テーブルに出しっぱなしにして、朝はパンやソーセージを焼き、ランチにはチャーハン、晩酌用にアヒージョを……なんていう使い方もできるんです。細かな温度調節ができたり、保温できたりするのも便利。メンテナンス性もよく考えられていて、お手入れも収納も格段にラクになっているんですよ。

夫婦二人、もしくは一人暮らしの家庭には、ホットプレートは実はとてもおすすめの家電。いつでもできたての料理が味わえるテーブル調理の楽しさ、ラクさをぜひ味わってみてください」

ブルーノ「オーバルホットプレート」

ホワイト

コンパクトでデザイン性の高いホットプレートのパイオニア、ブルーノ。「オーバルホットプレート」も、ダッチオーブンを思わせるおしゃれなデザインです。

「パッと見ると鋳物のような重厚感がありますが、持ってみると驚くほど軽くて扱いやすいんです。テーブルウェアとしても優れたデザインで、使うたびに素敵だなと気分が上がります」

付属のプレートは、平面、たこ焼き、深鍋の3種。シリコンマットも付属していて、調理後のプレートはそのままテーブルに置くことも可能。

「たこ焼きプレートでアヒージョを作ったら、次に平面プレートで野菜をグリル、メイン料理には深鍋で作った煮込み料理……と、テーブルの上で次々とプレートを変えながら料理ができるのも楽しいですよね。発売されてから早くも5年ほどたちますが、コンパクトながら一台何役も使える便利さとデザインのよさで、愛されている一台です」

使い道が広がる、平面プレート、たこ焼きプレート、深鍋の3種のプレートが付属。
やわらかな曲線を描くデザインが、インテリアにしっくりなじむ。深さ約6㎝の深鍋は、煮込み料理や鍋料理などに。
平面プレートは焼く、炒めるだけでなく、煮込み料理もOK。プレートは、付属のハンドルを使えば簡単に取り外せる。
たこ焼きプレートでは、フリットなどの揚げ物も。

「オーバルホットプレート」BOE053 全4色
サイズ:ふたセット時/約39×26×15㎝ 平面プレート/約31.5×23.5×3.3cm 深鍋/約38.5×24.9×6.3cm
重量:約2.8kg 消費電力:1200W

1万8700円

ブルーノ
https://bruno-inc.com/
https://bruno-onlineshop.com/item/07760611.html

ブラック
グレージュ
ブルーグレー(直営店限定カラー)

象印マホービン「STAN.ホットプレート」

「若い人に向けて作られた家電ですが、マチュア世代にもとっても使いやすいんです」と神原さんが話すのは、象印の「STAN.(スタン)」シリーズ。炊飯器、電子レンジ、トースターなどがあるなかで、ホットプレートが特におすすめだと神原さん。

「暮らしになじむシンプルなデザインも魅力ですが、このホットプレート、細かいところまですごくよく考えて作られているんです。たとえばプレートは深さが4㎝ほどあって、これ1つで焼く、煮る、炒めると幅広い調理ができるのですが、料理を取り分けるときなどに熱いプレート面に手が触れないよう、本体ガードが少し高く設計されているんです。

また温度調節プラグを収納するケースがレシピスタンドとしても使えたり、コンセントが多少遠くてもストレスなく使えるよう、2.5mのロングコードを採用していたり。随所に使う人のことを考えた細やかな配慮を感じますね」

約4㎝の深さがある深型プレートは、具だくさんのパエリアやブイヤベースなどの調理にも◎。本体ガードとプレートは取り外して洗えるので、お手入れも簡単だ。
温度調節プラグを収納するケースには、付属のレシピブックも収納できるうえ、レシピブックスタンドとしても活用できる。
プレートは傷つきにくい仕様で金属ヘラも使えるが、付属の樹脂ヘラを使えばさらに安心。

「STAN.ホットプレート」EA-FA10
サイズ:ふたセット時/約44.5×30.5×14㎝ 深型プレート/約37.4×25.4×4㎝
重量:約4.8kg 消費電力:1200W

1万6500円(編集部調べ)

象印マホービン お客様ご相談センター ☎︎0120-345135
https://www.zojirushi.co.jp/syohin/stan/product/hotplate.html

レコルト「卓上IHクッキンググリドル」

クリームホワイト

卓上IHヒーターに、まるで大皿のようなプレートがセットされたレコルトの「卓上IHクッキンググリドル」。クッキンググリドルプレートは中央に向かってなだらかなカーブを描いており、グリル料理はもちろん、汁けの多いメニューの調理も楽しめます。

「チーズフォンデュや串焼きなどができるのも、フチがなく、中央がくぼんでいるこのプレートならでは。とはいえ、こんな形のホットプレート、今まで見たことがありませんよね? どんな料理を作ったらいいのかイメージがわかないという人は、付属の専用レシピブックを参考に。白いプレートは、料理映えがバツグン。いろいろな料理に挑戦したくなると思いますよ」

プレートを外せば卓上IHクッキングヒーターとしても使用でき、専用のスタンドで立てて収納も可能と、使い勝手のよさも魅力的ですが……。

「このプレートを前にすると、カラフルな食材をここで調理して食べたいなと思うんです。便利なことはもちろん大切だけれども、そんなふうに気持ちを浮き立たせてくれる家電も、暮らしには必要なんじゃないかなと思っています」

IHに密着した底面からフチに向かって熱が広がるため、中央は熱々、フチは温か。中心でチーズを溶かしつつ、そのまわりでパンを温めるという、温度差を活かした使い方もおすすめ。
こだわりの表面加工が施されたプレートは、焦げつきにくく、お手入れがラク。取り外して水洗いもできる。
卓上IHヒーターの操作パネルは、使わないときは本体に格納可能。専用スタンドを使えば、スマートに収納できるのも魅力。

「卓上IHクッキンググリドル」RIH-1 全2色
サイズ:卓上IHヒーター/約26×26×5.5cm、クッキンググリドルプレート/約38×33×4.2cm 使用可能鍋底径:直径12〜24cm(揚げ/直径12〜22cm)
重量:卓上IHヒーター/約1.8kg、クッキンググリドルプレート/約1.0kg 消費電力:1200W

1万9800円

レコルト ☎︎03-6804-5538
https://recolte-jp.com/products/ih-heater-cooking-griddle/

グレー

監修者
家電ライフスタイルプロデューサー 神原サリー

かみはら・さりー⚫︎年間1000点以上の家電をチェックし、その魅力を伝える家電のプロ。さまざまな商品を実際に使用したうえで発信する消費者目線の言葉は、家電への愛にあふれ、説得力バツグン。また、「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」姿勢に、メーカーの開発者やマーケティング担当者からの信頼も厚い。
【X(旧Twitter)】@KamiharaSally 【YouTube】@tenyencoin

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