大規模改修を終えた島根県隠岐の島町港町の隠岐プラザホテルが1日、リニューアルオープンした。内覧会が30日開かれ、島のランドマークとなるホテルの再出発を祝った。
離島ブームのさなかの1971年に開業したホテルは、団体主体から個人にシフトする旅行形態に合わせるため、2023年12月から改修工事に入っていた。
最上階の10階は、西郷港を一望できるスカイラウンジに模様替えし、8、9階のエグゼクティブフロアはツイン10室と特別室2室を用意し、高級感を高めた。1階のエントランスにはカフェやコワーキングスペースも設け、イベントを開催できる空間にした。
外装も明るい雰囲気に一新し、隠岐ジオパークを意識した庭園も整備した。総投資額は5億5千万円。
レセプションで横地廉平社長(51)は「生まれ変わったホテルを中心に隠岐の未来を皆さまと共により良いものにしたい」と話した。鏡開きと餅まき、隠岐民謡の公演もあった。