「最初は緊張したけど…」 チーム戦8位の畑岡奈紗が過ごした“先輩”コ・ジンヨンとの充実の4日間

最後は熱い抱擁も。畑岡奈紗はコ・ジンヨンとともに4日間を駆け抜けた(撮影:GettyImages)

<ダウ選手権 最終日◇30日◇ミッドランドCC(米ミシガン州)◇6256ヤード・パー70>

寒さに震えながらスタートした最終日も、息の合ったプレーでスコアを伸ばしていく。畑岡奈紗は、3歳年上のコ・ジンヨン(韓国)とプレーした4日間について「最初は緊張した部分はあったけど楽しむことができました。一緒に組ませてもらってうれしかったです」と、大会を中継したWOWOWのインタビューで振り返った。

2度のメジャー制覇を含むツアー通算15勝(畑岡は6勝)。現在の世界ランクは3位というトップ選手と同じチームで戦うことは、25歳にとって刺激に満ち溢れる毎日だった。2人で並んだインタビューでは、コ・ジンヨンも終始笑顔。その関係性が8位タイという結果にも表れたようだ。

「心強いパートナーと4日間戦い抜くことができてよかった」と何度も繰り返す。ちょっぴり悔いが残るのは、初日、3日目にプレーしたフォアサム方式(1つのボールを交互に打つ形式)。「まだ課題だなと思いました」。ここで「69」、「68」と大きく伸ばせなかったことを優勝を逃した要因に挙げる。

この貴重な時間を終えると、中1週空いてフランスで開催されるメジャー大会「エビアン選手権」(7月11日~、エビアンリゾートGC)に臨むことになる。1年前には3位タイになり、優勝を意識した大会だ。「昨年はベストフィニッシュできたので、今年はそれを上回る成績が残せるよう頑張りたい」。再びライバルに戻るチームメートにも負けない活躍で、悲願成就を目指していく。

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