北朝鮮のミサイル、EEZへの飛来確認されず 詳細分析中=官房長官

Rie Ishiguro

[東京 1日 ロイター] - 林芳正官房長官は1日午前の記者会見で、北朝鮮が同日にミサイルを発射したとの韓国の発表は承知しているが、断定的な評価は控えるとした上で、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されていないと述べた。

日米韓でミサイル警戒データを共有するなど緊密に連携し、万全を期していると語った。さらなる詳細については防衛省で引き続き分析中とした。

韓国軍の発表によると、北朝鮮は同日朝に短距離弾道ミサイル1発と別の弾道ミサイル1発を発射。2発目のミサイルについては「不規則」な軌道を飛行したとし、飛行中に爆発した場合、破片が北朝鮮の内陸部に落下した可能性があると分析している。

林官房長官は、ミャンマーでコメを適正価格より高く販売したとして拘束されている日本人について、現地当局に早期解放を働きかけるとともに、所属企業との連絡など必要な支援を含めて適切に対応する考えを示した。

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