ウインブルドンに向け日本選手が意気込み。大坂なおみは「自分を強く信じている」、日比野菜緒は「芝への苦手意識を克服した」<SMASH>

2024年シーズン、3つ目のテニス四大大会「ウインブルドン」(7月1日~14日/イギリス・ロンドン/グラスコート)が本日開幕! 日本からは錦織圭、西岡良仁、ダニエル太郎、大坂なおみ、内島萌夏、日比野菜緒の6名がシングルス本戦に出場する。そのうち大坂(世界ランク113位)と日比野(94位)は大会初日の今日、登場予定だ。

連日現地から生中継するWOWOWでは、戦いを前にした日本選手たち6名にインタビューを行なった。ここでは本日2番コートの第3試合でディアーヌ・パリ(フランス/53位)と対戦する大坂と、8番コート第2試合でエリーズ・メルテンス(ベルギー/33位)に挑む日比野の声を紹介しよう。

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【大坂なおみインタビュー】

Q:芝でのプレーの難しさはどういうところですか?

大坂:芝ではあまり経験を積んでいない、ということだと思います。だからどの試合からも、どの練習からも、徐々に少しずつ良くなっているという感じがします。どのようにして自分のプレーを強化できるか考えています。

Q:シフィオンテクやサバレンカなどタフな相手が大勢いますが、トップにまた戻ることができると考えていますか?

大坂:そう思っています。自分を強く信じているし、ローランギャロス(全仏オープンの会場)でイガ(・シフィオンテク)と、とてもタフな試合ができたのは幸運だった。あの試合のおかげで、自分はあのレベルでプレーができるのだと気付くことができました。
【日比野菜緒インタビュー】

Q:ここまでの仕上がりや手応えはいかがですか?

日比野:自分の想像よりもだいぶ良いです。もともと芝は苦手意識があったのですが、今年はすごくフィットしてきているように感じていて、攻撃的なプレーも出していけると思います。

Q:芝での戦い方や対策していることを教えてください。

日比野:今年はサーフェス関係なく、トップの選手と戦うために攻撃的なテニスをしようと取り組んできていたので、それが芝にも合っていて、意識の部分で芝への苦手意識を克服した感じです。ハードコートよりも積極的にネットプレーを増やしていきたいですけど、さほど大きく変えなくても今年は調子よくプレーができています。

Q:初戦で対戦するメルテンス選手の印象はいかがですか?

日比野:ストロークがしっかりしている選手なので、チャンスがあればどんどんネットプレーを仕掛けていきたいと思います。

Q:今大会にかける意気込みをお聞かせください。

日比野:ここまですごく良い調整ができているので、今のベストパフォーマンスが出せれば、きっと良い試合になると思いますし、それをどれだけ続けていけるのかを見てみたいと思います。

インタビュー提供●WOWOW
構成●スマッシュ編集部

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