「Hookah Haze」発売直前イベント at C.STAND秋葉原店レポート:実在店舗でシーシャを初体験!“初来店時は本人確認書類を提示”などゲームに関する新事実も

シーシャ カフェ&バーのC.STAND(シースタンド)秋葉原店にて行われた、シーシャ屋を舞台としたアドベンチャーゲーム「Hookah Haze」(フーカーヘイズ)の発売直前イベントのレポートをお届けする。

「Hookah Haze」は、2024年7月11日よりNintendo Switch、Steam向けに発売されるヒューマンドラマアドベンチャー。プレイヤーはシーシャ(水タバコ)屋の店長・炭木トオルとなって、個性豊かな3人の女性客たちと交流していくゲームだ。

発売直前イベントは2部構成。第1部はC.STAND秋葉原店の店長とスタッフに教わりながらのシーシャ体験イベント。第2部は公式コスプレイヤーのYuiRiさんも交えて、ゲームの実機プレイを見ながらの開発スタッフのトークイベントとなっていた。

参加したのは抽選により当選した10名の一般参加者と、筆者を含むメディア関係者。イベント中、店内にはゲームBGMが流れており、まさに作品世界に入り込んだような空間を演出していた。

■「Hookah Haze」の解像度高まるシーシャ解説。ゲームに登場するフレーバーは「ほぼ現実でも再現可能」

第1部のシーシャ体験イベントでは、シーシャをよく知るC.STANDのおふたりが解説を交えつつシーシャの魅力を紹介。実物のシーシャを見るのもはじめての筆者は、目の前に置かれた機材をまじまじと眺めつつ、話に聞き入った。

C.STAND秋葉原店、店長の橋本さんとスタッフのひとみさん

炭はあらかじめ熱したものを機材の上に乗せており、かなりの高温なため付近にも熱が伝わってくる。ここにスタッフさん自らが最後の調整を加えることで、提供される形に。「Hookah Haze」の体験版で何度も目にした光景だ。調整が完了したら、ひとりひとりに手渡された使い捨てのマウスピースで煙を味わう。

体験会のために用意されたのは、ゲームにも登場するアールグレイ、ライチ、ピーチのフレーバーをミックスした“ライチティーミックス”。

これはフルーツをベースにしたフレーバーだが、ピンクマカロンやコーラ、モヒートなどのフレーバーもあるという。改めてシーシャのフレーバーの幅広さに驚かされる。「Hookah Haze」に登場する数多のフレーバーも「ほぼすべて現実でも再現可能」とのことだった。

メディアの取材者はシーシャ初体験の人も少なくなかったようで、筆者もそのひとり。筆者の場合、喫煙経験もないので、おっかなびっくりという感じでマウスピース越しにパイプから煙を吸う格好に。

何度か咳き込んだりしつつも、そのフルーティな独特の味わいは堪能することができた。シーシャ経験者と思われる参加者の皆さんが、慣れた様子で煙を燻らせていたのが自分とは対照的だった。ちなみに、うまく楽しむコツは「強めに吸って、口を大きく開けて優しく吐く」ことだという。

■新事実が多数明らかとなった実機プレイ&スタッフトーク。BGMオフの際の環境音にもこだわりが

続いて、アクワイアの中尾明恵氏、アニプレックスの柏慎之介氏、公式コスプレイヤーのYuiRiさんが登壇し、イベントは第2部に。ここでは、まだ公表されていなかった要素を含む、ゲーム中の厳選したシーンをいくつか見ることができた。

YuiRiさん

最初に触れたのは、本作の魅力のひとつである、メニュー画面に入ったりすることなく画面のフレームや店内BGMを変更できる機能。任意でプレイリストを作ることができるのも、音楽にこだわりたいプレイヤーにとってはうれしい。

また、音楽をオフにしたときに流れる環境音にもこだわって作っているとのこと。たまには音楽を切って、“シーシャ屋の音“を楽しみながらゲームをするのも良いかもしれない。

体験版ではある程度お互いが顔なじみになってからの登場人物たちが描かれたが、本編ではそれぞれが出会い、少しずつ打ち解けていく過程も描かれる。

これは主人公と女性客だけでなく客同士も同様のようで、最初に見せてもらえたシーンは、あむとこころの初々しい交流の場面だった。こういった描写の積み重ねも製品版の楽しみになった。

ゲーム中の会話では、登場人物同士でシーシャに関するクイズが出題されることもあるという。遊びながら、実際のシーシャに関する知識が身に付くというわけだ。

女性客のひとり、くるみとの初対面の場面では、美麗なスチルによる描写も。こうしたスチルはいくつか用意されており、ストーリーの重要な場面を盛り上げてくれる模様。

また、タバコの1種であるシーシャは日本の法律では20歳にならないと吸ってはいけないため、初来店時には本人確認書類を提示してもらう場面もあるようだ。ストーリー展開上必要な描写として、こうした部分をしっかり描いてくれる辺りには、作り手としての誠実さを感じる。

これまで、シーシャを通して“癒やし”を与えてくれる一面が色濃く感じられた「Hookah Haze」だが、緊迫した場面もあるようだ。イベント終盤では、あむがストーカー被害を受けていることを示唆するワンシーンも。女性客たちが抱えた困難に対して、トオルはどんなことができるのだろうか?

終盤ではあむのテーマソング「ヤんなっちゃう feat. リリぴ」のMVを初披露。「Hookah Haze」主題歌「Hookah, whoo!」にも引けを取らない中毒性抜群の楽曲と、“Kawaii”が詰め込まれたMVの相乗効果で、大いに話題となりそうだ。

あわせて、Steam版だけでなくNintendo Switch版でも体験版が配信開始されたことも告知された。

イベントは、登壇者からのメッセージで締めくくられた。YuiRiさんは「『Hookah Haze』が発売されたらいっしょに楽しみましょう」とプレイヤーに近い立場でコメント。アニプレックスの柏氏は「ファンの反応が間近で見れて、励みになりました」とのこと。アクワイアの中尾氏は「ぜひ、良いゲームだと感じたら周囲に布教していただけたら嬉しい」ということだった。

ますます「Hookah Haze」と、本作でテーマとなっているシーシャという文化そのもの、双方への関心が高まった発売直前イベント。

なお、C.STANDでは2024年6月24日(月)~8月11日(日)の期間中、全店舗を対象に「Hookah Haze」とのコラボを実施中。特性ノベルティのプレゼントキャンペーンを行っているほか、秋葉原店、渋谷センター街店、池袋東口店、上野店ではキャラクターの等身大スタンディが展示されている。

「Hookah Haze」を通してシーシャにも関心を持った方は、これを機にC.STANDをはじめとした実在のシーシャバーにも足を運んでみてはいかがだろう?

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