雄大な自然を体感 群馬・嬬恋村でキャベツマラソン

キャベツ畑が広がるコースを走るランナー

 広大なキャベツ畑を眺めながら走る「第16回嬬恋高原キャベツマラソン」(同実行委員会、嬬恋村主催)が30日、同村の東海大嬬恋高原研修センター多目的グラウンドを主会場に開かれた。群馬県内外の2936人がエントリーし、雄大な自然の中を駆け抜けた。

 ハーフ(約21キロ)、10キロ、5.4キロ、2キロの4コースで競った。ハーフは標高差170メートルと上り坂と下り坂の連続で「日本一ハードなロードレース」と言われる。ランナーは上り坂で歩いたり、給水所でキャベツや花豆など地元の特産品を口にしたりして懸命にゴールを目指した。

 作中にキャベツのエピソードが描かれた縁で村とコラボレーションするアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」(通称 このすば)による応援企画が展開された。村の魅力を国内外に発信する「キャベツ大使」を務めるキャラクター4人のパネルやのぼり旗が設置され、特別な応援ボイスが流れた。コラボグッズも販売された。

 大会は、日本一の出荷量を誇る夏秋キャベツと観光資源を通じて村をPRし、活性化につなげようと開かれている。

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