スギ薬局/先端店舗で服薬支援ロボット「FUKU助」体験展示

メディカルスイッチは7月1日~9月30日、スギ薬局の「SUGI+ 羽田イノベーションシティ店」へ見守り・服薬支援ロボット「FUKU助」のカメラ搭載モデルを体験展示する。

<服薬支援ロボット FUKU助>

「FUKU助」はメディカルスイッチが開発した、在宅で暮らす高齢者向けの服薬支援ロボット。ロボットの内部に最大31日分の薬を収納することができ、あらかじめ設定した服薬時刻になると音声と光で服薬を促して、1回分の薬を出す。

また、利用者の暮らしを遠隔から見守るための「見守り機能」と、声をかけて生活をサポートするための「声かけ機能」を備えている。通信機能(docomo回線)を標準搭載しているので、設置先にWiFi環境がなくても利用できる。

<FUKU助の機能>

薬が取り出されると、アプリと電子メールで登録先に知らせる機能を搭載。家族や、薬局薬剤師などを通知先に登録することで、在宅で暮らす高齢者の服薬状況を、離れていても確認できる。通知先は最大10件まで登録可能だ。

<薬を取り出すとアプリとメールで通知>

FUKU助は、薬局で一包化された薬包や、FUKU助に付属している専用チャック袋に入れた薬を収納可能。薄い薬包を「おくすりケース」に積み重ねて収納することで、1日4回服薬する場合であっても、最大31日分の薬を収納できる。薬を頻繁に補充する必要がなく、散らかりがちな薬も整理しやすくなる。

<最大31日分の薬をセット可能>

また、気温・湿度・照度・人感反応を検知するセンサーを内蔵。部屋の気温や照明の状況などが、アプリを通じて確認できるため、客観的なデータで利用者の状況を把握できる。たとえば、気温の変化からエアコンの使用状況を知ることができ、熱中症のリスクを予見できる。

<センサーで日々の暮らしデータを取得>

さらに、さまざまな声をかけて利用者の生活をサポート。たとえば、「通院日」や「デイサービスの日」といったスケジュールを登録しておくと、声をかけて利用者へ知らせる。軽い認知症などでスケジュールの記憶が難しい人であっても、FUKU助が知らせてくれるため、外出や来客の準備がスムーズに行える。また、夏の熱中症が心配される季節、高温の部屋に人がいることを検知すると、FUKU助が声をかけて熱中症への注意を促す。

<声をかけて高齢者の生活をサポート>

今回の体験展示にあたり、新たに「カメラオプション」の提供を開始した。カメラオプションを追加すると、パソコンやスマートフォンから遠隔でFUKU助に接続し、FUKU本体と、パソコンやスマートフォンとの間で双方向の映像送受信(音声除く)ができる。通常の電話とFUKU助の映像送受信を組み合わせることで、パソコンやスマートフォンの利用が困難な、在宅で暮らす高齢者とのビデオチャットを実現する。

<カメラオプションでビデオチャットを実現>

体験展示を行う「SUGI+ 羽田イノベーションシティ店」は、羽田空港に隣接する羽田イノベーションシティの一画に立地し、多様なお客に対して「未来の健康」をテーマにした日本のヘルスケアの最先端が体験できるスギ薬局の実験型店舗。

店内の体験スペース「SUGI+ STUDIO(スギプラス スタジオ)」では、従来のスギ薬局では扱われてこなかったヘルスケア家電や美容家電を中心に、スタートアップ企業や大企業が開発する実験的な商品を実際に手に取りながら試すことができ、お客が気に入った商品は、その場で購入もしくはECサイトで注文できる。展示スペースでは、FUKU助を実際に操作して、薬が出てくる様子などを体験でき、ECサイトからの注文により、FUKU助をレンタルできる。

■SUGI+ 羽田イノベーションシティ店
所在地:東京都大田区羽田空港1-1-4
羽田イノベーションシティ2階
営業時間(物販):9時~21時(月~土)、10時~21時(日祝) 年中無休
営業時間(調剤):9時~17時(月~土) 日祝休み

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