市川市の住宅で生後間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、市川署は1日、死体遺棄容疑で逮捕していた愛知県豊橋市、無職の女(22)を、出産後に赤ちゃんを放置した殺人の疑いで再逮捕した。千葉地検は1日、死体遺棄容疑について処分保留にした。
再逮捕容疑は5月30日午前9時~6月1日午後4時半ごろ、市川市の実家で女児を出産し、生存に必要な措置を講じずに放置して殺害した疑い。
同署によると「間違っていません」と容疑を認めている。これまでの調べに対し「(女児は)自分が産んだ」「どうしたらいいか分からなかった」と供述していた。
同署は、積極的な殺害行為はなかったとみている。容疑者の交際男性からも事情を聴き、女児の親子関係を調べている。
遺体は容疑者の母親が6月8日に見つけ、110番通報した。同署や同市消防局によると、部屋のクローゼット内にあったキャリーケースから見つかり、大人用のパーカに包まれた状態だった。(本紙・千葉日報オンラインでは容疑者実名)