英製造業PMI、6月50.9に下方改定 紅海情勢響き輸出受注低迷

[ロンドン 1日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが1日発表した6月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.9で、22カ月ぶりの高水準だった5月(51.2)から低下した。速報値(51.4)から下方改定された。

生産と新規受注が増加する一方、雇用が減少し、納期は延び、投入コストは2023年1月以来最速で上昇した。

S&Pは「紅海情勢不安に起因する輸送問題、サプライヤーの在庫不足、ベンダーの生産能力不足、港湾の問題が納期長期化につながった」と述べた。

生産と新規受注は約2年ぶりの高い伸びとなったが、輸出受注は船積みの遅延と運賃高騰により29カ月連続で減少した。

© ロイター