ベトナム、第2四半期GDP伸び率は前期上回る見通し=首相

[ハノイ 26日 ロイター] - ベトナムのファム・ミン・チン首相は26日、第2・四半期の国内総生産(GDP)前年比伸び率は第1・四半期の5.66%を上回るとの見通しを示した。

政府ウェブサイト掲載の声明によると、首相は中国で開催中の世界経済フォーラムの夏季ダボス会議で発言した。

ベトナムの今年のGDP伸び率目標は6.0─6.5%。昨年の実績は5.05%だった。昨年は、経済活動に影響するレベルの熱波に見舞われ電力が不足するなどし、GDP目標が達成できなかった。

チン氏は、ベトナムは引き続き成長を優先するとし、今年は電力不足に陥らないとの約束を繰り返した。発電能力の向上など一連の対策を講じているという。

また、柔軟な金融政策を維持し、銀行の貸出金利をさらに引き下げ、手数料を削減し、公共投資拡大を目指していくと言明。「引き続き成長を優先し、ベトナムの状況や世界情勢に適した柔軟な政策をとっていく」と述べた。

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