県内各地で雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨 引き続き土砂災害や河川の増水や氾濫に警戒を【佐賀県】

1日は夕方にかけて県内各地で雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降りました。これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域や河川が増水している地域があり、気象台は引き続き、土砂災害や河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけています。

【リポート・堀竜泰】
「午前10時半ごろの佐賀市です。朝から断続的に雨が降っています。先ほどまで少し落ち着いていましたが、10分ほど前から勢いは増し目が開けられないほどの強さです。だんだんとカッパにも雨水が染み込んできました」

気象台によりますと、対馬海峡付近に停滞していた梅雨前線が、2日には朝鮮半島付近まで北上する見込みです。
県内では梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
6月29日午後2時の降り始めからの雨の量は、嬉野市で157.5ミリ、佐賀市駅前中央で107.5ミリ、伊万里市で104.5ミリなどとなっています。

【リポート・鈴木悠斗】
「午後3時の筑後川です。満潮まで1時間以上ありますが、橋の支柱の高い位置まで水位が上がっています。川の流れははやく上流から草や大きな木が流れています」

筑後川では、川の流れがはやくなる前に船を安全な場所に移動させる漁業者の姿もありました。
県内では一時、武雄市、嬉野市、大町町、白石町に土砂災害警戒情報が出され、白石町では午前11時半に、町内の山間部の1088世帯、3205人に避難指示を出しましたが、現在は解除されています。

今後予想される雨の量は多いところで1時間に30ミリ、2日午後6時までの24時間では50ミリとなっています。これまでの大雨で地盤が緩んでいる地域や、河川が増水している地域があり、気象台は土砂災害や河川の増水や氾濫に警戒を呼びかけています。

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