県は1日から男性社員が育児休業を取得した企業に奨励金を支給する制度を始めました。
男性が育休を取りやすい社会を目指します。
その名も「県パパ育休応援奨励金制度」。男性社員が育児休業を取得した企業に県が奨励金を支給します。
取得日数によって支給額は異なり14日以上28日未満が10万円、28日以上3カ月未満は20万円、3カ月以上が30万円です。
Q）今回の制度を作るきっかけは何だった？
■県産業労働部労働雇用課・伊藤和也 主任
「長野県は全国的にもそうだけれど女性に比べて、男性の育児休業取得率が低いという調査結果が出ていて男性も育児休業を取得しやすい職場環境を整備してもらうという目的でこの制度を作成した」
県内の育児休業の取得率は女性の94．2％に対し、男性は36．2％といまだに低い水準です。県は「パパ育休公表奨励金」として育休の取得率を公表した企業に対し、3万円を助成する制度も設けました。
■県産業労働部労働雇用課・伊藤和也 主任
「一度（育休を）取るという職場のモデルを作ると、かなり職場全体で取りやすい雰囲気が醸成されてくるのでまずこの奨励金を使ってもらい、その会社の中において育休を取りやすい雰囲気ができていけばいい」
奨励金の取得は「パパママ育休実践企業登録制度」に3年間登録することなどが条件で、「ながのけん社員応援企業のさいと」から申し込むことができます。
