沖縄県内路線価10年連続で上昇 上昇率は全国2番目

相続税などの基準となる路線価が1日公表され、県内の調査地点の平均は10年連続で上昇しています。

路線価は国税庁が1月1日時点で算定した主要な道路に面する土地の1平方メートルあたりの評価額で相続税や贈与税を計算する基準となります。

1日公表された県内およそ3200地点の平均は去年に比べ5.6ポイント上がり、10年連続の上昇となりました。

3263地点都道府県別にみると福岡県に次いで全国2番目の上昇率です。

福岡は5.8%沖縄5.6%県内で最も路線価が高かったのは23年連続で那覇市久茂地3丁目の国際通りで去年から3.4ポイント上昇した1平方メートルあたり150万円でした。

また、上昇率が最も伸びたのは宮古島市平良西里の「西里大通り」で去年に比べ12.5ポイントあがった1平方メートルあたり13万5000円となっています。

県不動産鑑定士協会の高平光一会長は「住宅地は移住用に購入する県外出身者が増えていることや観光需要の回復でホテルなどの建設が進んでいる事が地価を押し上げている要因」と分析しています。

その他、モノレール沿線では調査対象となっている全ての駅で上昇しました。

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