「路線価」全国的に上昇傾向も山陰両県で下落続く 鳥取市は13年連続最下位 松江市13年連続44位

相続税などの課税基準となる道路に面した土地の価格「路線価」が、1日に公表されました。コロナ禍を抜けて、全国的には上昇傾向に戻っていますが、山陰両県はいぜん下落が続いています。

公表された路線価は、平均値で2023年より全国が2.3%上がり、3年連続の上昇となった一方で、山陰両県では、島根県が0.1%の下落、鳥取県が0.2%の下落で、下落率はともに0.1ポイント改善されたものの、両県とも15年連続の下落となりました。

島根県内で最も高い最高路線価は、「松江市朝日町・駅通り」の1平方メートルあたり14万円で、4年連続で同じ価格となりました。近くの一畑百貨店閉店による影響が懸念されましたが、長期的な投資価値が下落を抑えたとみられています。なお全国の都道府県庁所在地の中では、13年連続の44位でした。

鳥取県内で最も高い最高路線価は、「鳥取市栄町・若桜街道通り西側」の1平方メートルあたり9万4千円で、2023年より3.1%下がって3年連続の下落となり、47都道府県庁所在地では13年連続の最下位でした。

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