将棋女子集まれ!「しょうぎ女子入門教室」開催、島井咲緒里女流二段が指導【高知】

県出身の女流棋士が女の子の将棋ファンを増やそうと入門教室を開きました。会場には多くの「将棋女子」が集まりました。

女の子たちが真剣な表情で夢中になっているのはー将棋です。

土佐中・高等学校の筆山ホールで開かれたのは「しょうぎ女子入門教室」。5歳から
小学生や中学生などおよそ40人が参加しました。

教えるのは南国市出身の棋士島井咲緒里女流二段です。こちらは一見、積み木のように見えますが駒に動かし方が書いてある「ハート将棋」です。

島井咲緒里女流二段:
「先生2つしか、3つなかなかできん。3つできたらすごい」

「ハート将棋」は積み木として遊ぶこともでき、ルールを知らない子供たちもどれだけ積めるかを競ったり実際に対戦したりして楽しんでいました。

一方こちらは簡単なルールで小さな子供でも楽しめる「どうぶつしょうぎ」です。

小学1年生:「たのしい、むずかしくない」

土佐高校の棋道部の生徒たちも子供たちに優しく将棋を教えます。

土佐高校棋道部1年・村松快栄さん:
「最初はやっぱりルールが複雑で、戸惑っている子も多かったですけど、徐々に慣れいって楽しんでくれているようでよかったです」

また会場では小・中学生の女子のナンバーワンを決める「名人戦」が開かれ、小学生の部は6人中学生の部は1人が参加しました。

小学5年生:
「勝ったらうれしいし、負けたら次がんばろうっていう気持ちになるからいい」

愛媛県松山市立福音小学校2年の根本菜瑚さんと土佐中学校2年の谷岡真由さんが優勝。2人は8月に東京で行われる全国大会へ出場します。

島井咲緒里女流二段:
「子どもでも大人の方に勝てたりするのがすごく楽しかったので、考えることも楽しいし、その結果勝てることも楽しいので、どんどん指してもらえたらなと思います」

真剣なまなざしで将棋を指す子供たち。
島井女流二段は「将棋の魅力を感じて、一人でも多くの子供が将棋を始めてくれたら嬉しい」と話していました。

© 高知さんさんテレビ