ひょう被害を乗り越えて…キャベツ出荷 最盛期へ【長野・軽井沢町】

旬を迎えて食卓に並ぶ機会が増える、レタスや夏キャベツ。ひょうの被害を乗り越えて出荷のピークを迎えていますが、1日のような大雨などまだまだ懸念もあるようです。

軽井沢町の集荷所に、次々と運び込まれるキャベツ。葉物野菜の6割を占める主力商品で、「指名買い」されるほどのブランドです。

■卸売市場の関係者
「普通の他所の産地であればこんな感じ。葉筋のラインがきちっとしている、ここの生産者は、そこまでの丁寧さがある。作る技術もこの時期とすればナンバー1」

先月12日から出荷が始まり、1日、最盛期のシーズンイン!そこで、生産者が市場関係者から規格などを学びました。

■卸売市場の関係者
「迷う時は1枚多く(葉を)つけてください」

■卸売市場の別の関係者
「白いじゃないですか。白い葉を隠してほしい」

キャベツのほかに目立ったのが、みずみずしい、レタスです。

■JA佐久浅間の職員
「最近は品質も良く、大きい玉も増えてきた」

大気の状態が不安定な春から夏にかけて降りやすい、ひょう。先月3日にも、東信地域を中心にレタスなどの葉物野菜に穴が開く被害が出ました。
その、ひょう被害を乗り越えての出荷です。

■農家(22)
「外葉だけ被害はあったが、中身はほぼ無傷。ちょっとほっとした」

しかし、まだまだ気が抜けないようです。

■JA佐久浅間の男性職員
「雨が続いて気温が上がった場合に、かなり病気のリスクが高いんじゃないか」

県内は1日、大雨となりました。生産者たちはこの先の天候にも気を揉んでいます。

© 長野朝日放送株式会社