エールフランスKLM、パリ五輪が夏季の収入圧迫へ

Gianluca LoNostro Michal Aleksandrowicz

[1日 ロイター] - 欧州航空大手エールフランスKLMは1日、パリ五輪の開催が6─8月の収入を圧迫するの見通しを示した。傘下の格安航空会社トランサヴィア・フランスも同様という。

フランスでは7月26日─8月11日に五輪が開催されるが、五輪観戦以外の目的で同国を訪れる観光客が減るほか、国内の住民も五輪終了後の旅行などを計画しているという。

同社は6─8月のユニットレベニュー(座席キロ当たりの収入単価)に1億6000万─1億8000万ユーロ(1億7200万─1億9400万ドル)の悪影響が出ると予想。ただ、現時点では輸送能力を変更する計画はない。

パリと他の都市を結ぶ便の6─8月の旅客数は平年を下回る見通しで、フランス発着便の旅客数が正常化するのは五輪終了後の9月になると見込まれている。

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