女子サッカー・川澄奈穂美選手 6年ぶりに岩手へ 被災地への思いと希望

女子サッカー2011年のワールドカップ優勝メンバーで、現在もプロとしてプレーする川澄奈穂美選手に独占インタビュー。現在の活動や岩手県への思いを聞いた。

現在、アルビレックス新潟レディースでプレーする川澄奈穂美選手。
川澄選手が岩手県を訪れるのは陸前高田市でのサッカー教室以来6年ぶりだ。

川澄奈穂美選手
「岩清水選手が岩手出身で岩手を大切にしているのを見て、勝手に親近感は湧いていました」

その岩清水選手等とともに戦った2011年のワールドカップには、特別な思いがあった。

川澄奈穂美選手
「あの年は東日本大震災があって、皆で日本に元気を届けたいという思いでやっていた。日本からの応援してもらえる力と、自分たちが日本に元気を届けたいという全てが一つになって優勝を勝ち取れた大会だったと思う」

当時のなでしこジャパンの監督・佐々木則夫さんは、試合前選手たちに被災地の映像を見せていたと言う。

川澄奈穂美選手
「こんなにつらい思いをされている方が自分たちを応援している。絶対にその思いに応えなければいけないという気持ちになった」

さらに、川澄選手は現在(2024年7月1日時点)日本サッカー協会の理事も務めている。
今目指しているのは2031年の女子ワールドカップ日本開催だ。

川澄奈穂美選手
「2011年から20年たって、さらに成長したなでしこジャパンを見せられる舞台が日本で行われれば、日本人として、サッカー人としてすごく誇らしい」

尽きないサッカーへの思いとともに、川澄選手の挑戦は続いていく。

© 岩手めんこいテレビ