【中国】新リースが台頭、市場規模は28年に3400億元[サービス]

消費者がオンラインで簡単に消費財をリースできる「新リース」が中国で大きな市場を形成している。米調査会社フロスト&サリバンは、中国での2023年の市場規模が150億元(約3,300億円)だったとみている。市場は今後飛躍的に成長し、28年には3,400億元になると予測した。

新リース市場はアプリの普及とともに成長している。消費者はアプリ上でさまざまな商品を検索した上で、どの商品をリースするか決めることができる。頭金なしで即座にリース申請することが可能。

現在の市場の中心は3C(コンピューター、家電、通信機器)製品だ。23年は3Cの取引額が130億元で、全体の86%を占めた。

今後は取引商品が多様化する見通し。家具、自動車、二輪車、運動用具などをリースする人も増えるとみられている。フロスト&サリバンは、28年には3C以外の商品の取引額が29%を占めると予測した。

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