【インドネシア】いきなり!ステーキ1号店、首都に開業[サービス]

「いきなり!ステーキ」インドネシア1号店の店内の様子=1日、ジャカルタ特別州(NNA撮影)

外食チェーン大手のペッパーフードサービス(東京都墨田区)は1日、インドネシアの首都ジャカルタにステーキチェーン店「いきなり!ステーキ」の同国1号店をグランドオープンした。

フランチャイズ形式で出店した1号店は、ジャカルタ北部の商業施設「リッポー・モール・プリ」のグランドフロアに設けた。店舗面積は約140平方メートルで、座席数は56席。

メニューは牛肉ステーキを5種類、チキンステーキ、ハンバーグをそれぞれ1種類用意したほか、スープ、ライス、サラダやドリンク類といった日本と同じ基本メニューを提供する。牛肉は米国産とオーストラリア産を使用している。主力の「ワイルドステーキ」 は200グラムが17万ルピア(約1,676円)。テンダーロインは150グラム以上から、リブアイ、ストリップロインは200グラム以上から、それぞれ1グラム単位で注文できる。ペッパーフードサービスの広報担当者によると、客単価は約2,200円を想定している。

200グラム以上から1グラム単位で注文できる「ストリップロイン」ステーキ=1日、ジャカルタ特別州(NNA撮影)

先月27日にソフトオープンしており、週末には1日当たり400人が訪れた。オープニング式典に出席した一瀬健作社長はNNAに、「リブアイステーキは日本の価格よりも2割ほど高いが、ソフトオープン時には突出して売れた」と驚きを込めて話した。

「本来の味を楽しめる厚切り肉を比較的安価で提供していく」と述べ、フランチャイズ本部としてインドネシアのステーキ食文化の発展に貢献したいと意気込みを話した。ペッパーフードサービスとフランチャイズ契約を締結したマクムール・プリマ・ステーキのマイケル社長は、年内にさらに2店舗のオープンを目指すと明らかにした。

いきなり!ステーキは海外で、フィリピン(3店舗)、台湾(1店舗)にフランチャイズ形式で展開しており、インドネシア進出により合計5店舗となった。一瀬社長によると、海外店舗は日本の平均売上高を約30%上回り好調だという。東南アジアを中心に新規出店の引き合いが多いといい、今後もアジア圏を中心に積極的に海外への展開に取り組んでいくとしている。

ペッパーフードサービスの一瀬社長(中央)や店舗運営を担うマクムール・プリマ・ステーキのマイケル社長(右から2人目)ら関係者=1日、ジャカルタ特別州(NNA撮影)

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