小松でH3ロケット打ち上げ中継 ドーム型で日本初

ドーム型シアターに映し出されたH3ロケット=小松市のサイエンスヒルズこまつ

 小松市のサイエンスヒルズこまつは1日、国産新型ロケット「H3」3号機の打ち上げをライブ中継し、来場者約20人を楽しませた。映像を映し出したのは普段、プラネタリウムを上映する「3Dスタジオ」で、同館によると、ロケットの打ち上げをドーム型シアターでライブ配信するのは日本初という。

 コニカミノルタ(東京)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が配信する、鹿児島県の種子島宇宙センターからの映像を投影。来場者は実況解説や現地見物者の声などが聞こえる臨場感あふれる空間で、打ち上げを見守った。10秒前からカウントダウンし、ロケットが打ち上がると歓声と拍手で沸いた。

 市内の70代女性は「一面空に包まれて現地にいるみたいだった。成功して良かった」と笑顔を見せた。

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