「ちょくちょく病気を健康に」子どもといっしょ 大きな茅の輪くぐれたよ 京都・亀岡

無病息災を願って、茅の輪をくぐる親子連れ(亀岡市大井町並河・大井神社)

 1年の折り返しを迎える30日、丹波各地の神社で「夏(なご)越(し)の大(おお)祓(はらえ)」が行われた。京都府亀岡市大井町の大井神社では青々としたカヤでできた大きな茅の輪を参拝者がくぐり、無病息災や悪疫退散を祈った。

 大井神社の茅の輪は高さ2.7メートルほどで、氏子総代たちが調達した竹やカヤでこしらえた。8の字を描くように輪の内外を3度回ることで、半年間の罪やけがれがはらい清められるといわれる。

 地元の公務員の男性(36)は、3~7歳の子ども3人と一緒に茅の輪をくぐり、「ちょくちょく病気になるので、子どもが健康に過ごせるように願いました」と話した。

 夕方には稲本高続宮司による大祓式が営まれ、小さな茅の輪のお守りと和菓子が授与された。同神社の茅の輪は7月6日まで設置される。

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