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長崎県大村市は1日、焼却灰を運搬する市所有のトラックが自損事故を起こし、現在はリース車両で対応していると明らかにした。修理する場合は約990万円、新車で購入する場合は約1360万円の負担が生じる見込みという。
市議会全員協議会で説明した。市によると5月13日、運搬を担当する職員がトラック(4トン)を運転し、市の最終処分場(陰平町)を出発する際、通用門を施錠するため、エンジンを切ってゆるやかな傾斜部で停車した。降車して門の操作を始めたところ、車両が後方へ動き出しそのままのり面を約5メートル落下した。職員にけがはなかった。
職員はサイドブレーキを引いていたが、車輪止めを設置していなかったという。事故により荷台の接続部が切断し、後方扉の開閉ができなくなった。修理、新車購入のいずれも納期は約1年7カ月。市は車両を平地で停車し、車輪止めを設置するなどして再発防止に努めるとしている。