J1基準対応できぬまま、新スタジアム構想も「白紙」…J2鹿児島ユナイテッドFC、J1ライセンス申請 県と鹿児島市の意向表明書は要求されず

 サッカーJ2の鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島U)は1日、来期の「J1クラブライセンス」を申請したと発表した。交付の可否は9月末までに発表される予定。

 鹿児島UのJ1ライセンス申請は2019年から6年連続。J1基準に対応したスタジアムの新設が足踏みしているとして、昨年提出を求められた県と鹿児島市の意向表明書は要求されなかった。

 鹿児島Uは、収容人数約1万2000人のホーム白波スタジアムが屋根の面積が基準に満たないとして不備を指摘され、J1基準の収容人数1万5000人も満たしていない。新スタジアム整備計画が検討されていることを前提に、毎年ライセンスが認められている。

 徳重剛代表は「新スタジアムの実現に向けて、さらなる機運の醸成と協議を重ねる」とコメントを出した。

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