【独自】「時速40kmくらい出ていた」“モペット”が違法走行 パトカー登場で“自転車のフリ” 東京・港区

東京・港区の交差点で6月27日深夜、ペダル付き原付バイクの“モペット”による違法走行が撮影された。モペットは義務化されているナンバープレートを付けず、ヘルメットも未装着。あたかも自転車であるかのように装っていたという。

ノーヘルでナンバープレートもなし

「交差点を右折しようとしたら、ペダルこがないで40km/hくらい出してるモペットが走っていて……」

6月27日深夜、港区の交差点で目撃されたのは、直進車線から強引に右折する、モペットによる違法走行だ。

モペットは原付バイクに分類され、車道を走る際の制限速度は30km/hと定められている。また、ヘルメットの着用やナンバープレートの登録も義務化されている。しかし、目撃者によると、違法走行をしたモペットに乗っていた人物はヘルメットをかぶっておらず、ナンバープレートもウインカーもない形だったという。

映像をみると、男はノーヘルで、車と並走しながら交差点を直進車線から右折。スピードは出ているものの、ペダルをこいでいるようには見えない。

パトカー見つけて急に“自転車のフリ”

男はそのままペダルをこがずに進んでいたが、突然ペダルをこぎ始めた。

「右折を一緒にしたときに、たまたま目の前にパトカーがいたんですよ。パトカーを見つけた途端に、急にペダルをこぎだしたんですよね」

進行方向に警察車両があるのを見つけ、男は慌ててペダルをこぎ出し、“自転車のフリ”をしたという。

目撃者は「急にこぎ出すので演技ぽいなと思いつつ、確信犯でやってるのをこっちも確信した」と語る。男は警察車両の横を通りすぎた後も、しばらくは自転車のふりを続け、走り去って行ったという。

捜査関係者によると、モペットが違反を免れるため自転車を装うケースが多いということだが、今は見破る技術が高まっていて、違反車の取り締まりを強化しているという。
(「イット!」 7月1日放送より)

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