地震や津波などの大規模災害が起きたことを想定し、警察署の機能を高台へ移す訓練が先月石垣島で行われました。
訓練は石垣島近海で震度6強の地震が発生し、被災した八重山警察署は業務を継続できなくなった、という想定で行われました。
地震発生を伝える放送が流れると、署員らは屋上に避難した後、海抜60メートルの場所へ移動するため、重要書類や機材などを車両に積み込み出発しました。
到着後、災害警備本部を立ち上げ、衛星電話や発電機の取り扱い方法をはじめ無線で通信する際の手順を確認しました。
▽八重山警察署 仲里鍛署長 「4月の津波警報もありましたし、八重山署としては災害が発生した時に八重山地区住民の安全を確保するため、こういった訓練を重ねて練度を高めて、迅速的確な対応をとれるようにしていきたいと考えています」
4月の津波警報発表時には、島内で渋滞が発生するなど車での避難が課題となっていて、八重山署では訓練を重ね適切な対応を取れるようにしていきたいとしています。(吉田永吉)