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消防救助隊員の技術を競う大会が2日、仙台で開かれ、隊員たちが日ごろの訓練の成果を発揮しました。気仙沼・本吉地域からは大会唯一となる女性隊員も参加し、はしご登りに挑みました。
仙台市宮城野区の県消防学校で開かれた消防救助技術指導会には、県内11の消防本部から隊員184人が参加しました。
大会では、災害などを想定し救助活動に求められる技術の正確性や速さを競う7種目が行われました。
引揚救助では、地下などからの救助を想定していて7メートルの高さから隊員がロープを使って降り下にいる要救助者を救出。上の2人の隊員と協力して引き揚げるまでの時間を競いました。
また、垂直のはしごを15メートルの高さまで登る速さを競う「はしご登はん」では…。
佐々木夏蓮隊員: 「準備よし!」
気仙沼・本吉地域の消防本部で隊員歴2年目の佐々木夏蓮さん。参加した隊員のなかで唯一の女性で初めての大会に向け訓練に励んできました。大きなミスなく無事終えることができました。
8人が参加したこの種目、その結果は…。
佐々木夏蓮隊員: 「まぁまぁ。5番目だった。悔しい気持ちもあるが、満足。(これまで)すごくきつい訓練ではあったが、乗り越えられたので、これからは現場にこの経験を活かしていけるよう頑張っていきたい」
仙台市消防局 佐藤智一消防司令長: 「近年は地震や風水害、そのほか様々な災害が発生している状況にある。こうした訓練を通じて、そうした災害対応の基礎となる部分を隊員には高めてもらいたい」
各種目で上位のチームや個人は7月27日に青森県で開かれる東北大会や8月23日に千葉県で開かれる全国大会に出場します。