アフリカゾウ・マオが人工授精に向けて採血

国内初のアフリカゾウの人工授精に向けた取り組みです。盛岡市動物公園ZOOMOできょう、飼育されているメスのマオの採血が行われ、人工授精の準備ができているかを確認しました。

人工授精に向けて採血が行れたのは、盛岡市動物公園ZOOMOで飼育されているアフリカゾウのメス・マオ22歳です。
園によりますと、2024年4月1日現在、アフリカゾウは国内の14の動物園で24頭いますが、年々その数は減少しています。

また、2013年の出産を最後に繁殖が停止していて、飼育頭数が減少する中での繁殖は難しく、人工授精のチャンスは年に3回しかないということです。
きょうは発情ホルモンの数値を確認するために、マオの耳の裏から採血が行われました。

採血の結果、ホルモンの数値を含めて人工授精に向けた体調が整っていないと判断され、あすの午前中に再検査が行われる予定です。

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