徳川家・家紋のモチーフ「フタバアオイ」を増やせ 家康公ゆかりの神社で栽培 ゆくゆくは京都の葵祭で使用へ=静岡・磐田市

徳川家の家紋「三つ葉葵」のモチーフとなった植物「フタバアオイ」の生息数を増やそうと、家康公にゆかりのある静岡県磐田市の神社に、京都・上賀茂神社で育てた苗が植えられました。

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磐田市にある府八幡宮に植えられたのは、京都市の上賀茂神社で育った「フタバアオイ」の苗100株です。「フタバアオイ」は、徳川家の家紋「三つ葉葵」のモチーフとなった植物で、京都・上賀茂神社に自生しています。

毎年5月に行われる「葵祭」では、装飾品などに1万4000枚の葉を使いますが、近年、シカによる食害や栽培面積の縮小で足りなくなっているといいます。そこで、家康公とゆかりのある府八幡宮が、フタバアオイの栽培に協力することにしました。

<葵の会 村山卓也さん>
「せっかくできたご縁なので長く続くプロジェクトでありたい」

育ったフタバアオイは、2025年5月に上賀茂神社に寄贈され、2026年の葵祭で使う予定です。

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