高校生にスタントマンによる自転車の交通事故の再現をみてもらい、事故防止につなげようと鹿児島市の高校で安全教室が開かれました。
河内杏月アナウンサー
「左側から車が一台走ってきました。車からは自転車は見えていないようです。いま死角から出てきた自転車と勢いよくぶつかりました。自転車に乗っていた人は道路に投げ出されてしまっています」
7月2日、鹿児島市の武岡台高校でスタントマンが交通事故を再現して事故の衝撃や怖さを実感してもらおうと、交通安全教室が開かれました。
生徒たちはスタントマンの実演を見て、車道の左側通行や夜間のライトの点灯、ヘルメットの正しい付け方などを学びました。
武岡台高校では約900人の生徒のうち、自転車通学が約3割を占めています。
参加した生徒
「自分はいつも学校に自転車で行っているので、普段からこういう事故が
起こらないように気をつけたい」
「特に家族が自転車に乗ったり、車に乗ったりしているので、
今日あったことを共有して事故をまず減らして平和な生活を暮らしていきたい」
「周りをしっかり見て歩行者優先で、相手のことを考えて乗っていきたい」
鹿児島西警察署交通課 松田健史課長
「なかなかない体験だったため、貴重な経験になったと思う。自分の命を守る
ためには自転車のヘルメット着用が非常に重要になるため、ぜひ自転車に乗るときは
ヘルメットの着用に努めていただきたい」
2024年、県内では自転車が関わる事故による死傷者は110人で、そのうち高校生が22人です。