5球団のスカウト集結…福岡大大濠の146キロ右腕は登板なし 「二刀流」2打点挙げバットで活躍【高校野球福岡大会】

福岡大大濠の柴田=6月撮影

◆第106回全国高校野球選手権福岡大会2回戦 福岡大大濠7―0輝翔館中教校(7回コールド)(2日・春日公園野球場)

福岡大大濠のプロ注目146キロの大型右腕柴田獅子(れお、3年)は一塁の守備についた。5球団のスカウトが集まったが初戦の登板はなかった。一塁から平川絢翔(3年)の投球を見て「最終回まで無安打で試合を作ってくれた。四球も出さずにコントロールも良くて守りやすかった。平川はライバルだと思っているので、いい刺激をもらっています」と自分の登板が待ち遠しい様子だった。

打撃では2打席連続四球の後、5回には右前に適時打を放ち2点を追加。勝負強さを発揮し「四球が多かったけど、なんとか打ててよかった」。「二刀流」で活躍を誓うエースはまずはバットで勝利に貢献した。

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