真岡の一万人プールで救命講習会 今週末に波のプールなど先行オープン 

胸骨圧迫とAEDの使用法を確認するスタッフ

 【真岡】先行オープンを今週末に控える下籠谷(しもこもりや)の井頭公園一万人プールで2日、救命講習会が行われた。スタッフ16人が心肺蘇生法を学び、開園に備えた。

 真岡消防署の救急、消防両隊員が講師を務めた。スタッフは胸骨圧迫や人工呼吸、自動体外式除細動器(AED)の使い方などを訓練用の人形を用いた実践を交えて確認した。

 同プールでは昨年、2歳男児が溺れて一時意識不明になる事故があり、実際に胸骨圧迫などの救命活動が行われた。

 公園管理事務所の星南(ほしみなみ)さん(53)は「昨年の事例もあったので、万が一に備えてしっかりと対応できるよう意識して取り組んだ。『万プー』で安心して夏を満喫してほしい」と話した。

 6、7の両日に波のプールとちびっこプールが先行オープンし、12日に通常オープンとなる。

胸骨圧迫とAEDの使用法を確認するスタッフ

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