【野木】渡良瀬遊水地で国の特別天然記念物コウノトリのひなが5年連続で誕生したのを記念し、町観光協会は29日、友沼の町ボランティア支援センター「きらり館」で御朱印カードと缶バッジ200セットを無料配布した。NPO法人「わたらせ未来基金」の協力で写真展もスタートした。
配布は4年連続で、絵柄は町在住の漫画家赤羽(あかばね)みちえさんがデザイン。町観光コンシェルジュが毛筆で3羽の愛称を記すなどして製作に当たった。
毎年もらいに来るという埼玉県久喜市栗橋東4丁目、自営業山口浩(やまぐちひろし)さん(51)は「記念グッズとして常に作ってほしいくらい貴重。コウノトリの生息環境向上のため、多くの人が関心を持つきっかけになるといい」と目を細めた。
同協会理事の浜田敏路(はまだとしみち)さん(83)は「町内には恋人の聖地もあるので、コウノトリとコラボして幸せを呼ぶ町としてアピールしたい」と話していた。
写真展は7月21日まで。今月巣立った「つなぐ」「希羽(のわ)」「輝来(きら)」がそろって餌を探す様子などを捉えた20点を展示している。午前9時~午後4時。月曜休館。無料。(問)同館0280.23.1231。