地域貢献を称える「熊日賞」2人に贈呈 あか牛の地位向上、図書館設立で文化振興など評価

それぞれの分野で長年活躍し、地域の発展に貢献した個人などに贈られる「熊日賞」の贈呈式が行われ、2人が表彰されました。

今年の熊日賞は、熊本県産山村で70年以上畜産に携わる井信行(い のぶゆき)さん(89)と、熊本県旧矢部町の下田美鈴(しもだ みすず)さん(65)に贈られました。

井さんは、あか牛の繁殖から草原の草を中心とした肥育方法の確立や飲食店への直接販売など、あか牛の地位向上に大きく貢献しました。

また下田さんは、子どもたちのため町に無かった図書館の設立を実現。通潤橋の情報発信や棚田保全と景観を活かしたイベントの企画など、町の地方創生アドバイザーとして地域の文化振興に寄与したことが評価されました。

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