「市民の意見書を2年放置」市役所で不適正事務処理3件 職員18人を懲戒処分 熊本・人吉市

熊本県人吉市は、3件の不適正な事務処理に関する懲戒処分を発表しました。

人吉市によりますと、市民から意見などを募る「ひらめき箱」を巡っては、2022年5月から今年3月までに寄せられた意見書39件を、長いもので約2年放置していました。

別の課では、去年4月に受け付けた特別児童扶養手当の申請を、今年3月まで県に提出していませんでした。

さらに別の課では、日本遺産や文化財に関する協議会で、3年間総会を開かずに予算を執行していたということです。

この3件に対し人吉市は、50歳から60歳までの当時の担当職員や直属の上司、あわせて6人を減給や戒告の懲戒処分に、管理責任者ら12人を訓告や文書注意としました。

人吉市 松岡隼人市長「法令順守と服務規律について、より一層徹底し組織的なチェック体制を図り、再発防止と市政に対する信頼回復に全力を挙げて取り組む」

© 株式会社熊本放送