栄区の5機関 テロ災害に備え訓練 横浜市港南区・横浜市栄区

消防署員らによる放水訓練=6月27日撮影

いつどこで発生するか分からないテロ災害に備え、栄区内の5機関(消防署、消防団、警察署、区役所、横浜栄共済病院)が連携し6月27日、資源循環局栄事務所(上郷町)で合同訓練を実施した。

訓練は栄消防署が各団体に協力を依頼し、5機関で実施する運びになった。当日の訓練は、暴走車両が歩行者と接触し、その後停車車両に追突して走行不能に。運転席から降りてきた者が、商業施設に逃走し、放火後に刃物を振り回し暴れる想定で訓練が行われた。

消防署は負傷者トリアージ、救助・搬送、消火活動など、警察署は犯人確保、栄共済病院はトリアージ、応急処置などを担当した。栄消防署の家田昌利署長は「5機関同士の対応力向上、連携強化の目的は達成できた」と振り返った。

トリアージ後の応急処置

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