梅雨のさなかですが、近畿地方は3日、晴れたこともあり、ことし一番の暑さとなりました。和歌山県と徳島県では、今シーズン始めて、「熱中症警戒アラート」も発表されました。
ジリジリと肌を刺すような日差しが照りつけた奈良公園。人も、シカも、暑そうな表情です。奈良では最高気温34.3度となりました。
■豊岡などで猛暑日「急に暑くなったのでびっくり」
3日、ひときわ暑くなったのが、兵庫県豊岡市。日中の最高気温は35.4度まで上がり、今シーズン始めて猛暑日となりました。
【市民】「急に暑くなったのでびっくりしています。日傘と扇風機で頑張ります」
さらに、3日は湿度も高くジメジメとした空気…
【街の人】「蒸し蒸ししてますね」
【街の人】「すごく湿度が高い感じがする、豊岡は。外歩くの厳しいです、歩かざるを得ないので、仕事なので歩いてますけど」
和歌山県と徳島県には、ことし初めて「熱中症警戒アラート」が発表されました。和歌山県新宮市と、徳島県那賀町は、いずれも35.4度の猛暑日となり、ことし一番の暑さに。
和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社では、木陰で涼みながら、参拝する人たちの姿が見られました。
■京都市では10人が熱中症の疑いで救急搬送
一方、京都では…
【記者リポート】「日差しはそこまで強くないんですが、かなり蒸し蒸ししていて不快な暑さです」
【街の人】「ワンちゃん暑すぎてもうクタクタです。蒸し暑いです。汗も止まらないような状態で、カラッとしてもらえたら」
最高気温34.4度、蒸し蒸しした暑さとなった京都市では、10人が熱中症の疑いで救急搬送されました。
さらに、大阪市では23件の救急車の出動があったということです。
3日の夜になっても暑さは続き、熱帯夜になるところも多くなりそうです。
気象庁は、エアコンの適切な使用やこまめな水分補給など熱中症対策を呼びかけています。
